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手元に影ができにくい、子ども用デスクライト「BALMUDA The Light」

今週のお題「わが家の防災対策」

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子どもって、何かに夢中になると、どんどん顔を近づけて集中していきますね。それが、本や落書き帳であれば、姿勢を前かがみにして読みふけったり、絵を描いたりします。

 

それが昼間であれば、手元が暗くなることもないけれど、夜、机に向かっているときであれば、視力の低下が心配になります。

 

BALMUDAは、The ToasterやGreenFanで、それぞれの家電製品の新たな世界を創り出した家電メーカーと言えるでしょう。そんなBALMUDAが、新たに取り組んだのが「子ども用のデスクライト」です。「The Light」という商品名からは、「これが今後の、デスクライトのスタンダードだ!」という、同社の気概が伝わってきます。

 

簡単に言えば、手術室に置いてある手術灯を、机の上に置けるように一気にダウンサイジングしたようなデスクライトです。一般的な照明は、光がシェード(傘)の真下を照らすように設計されています。The Lightの場合は、真下ではなく斜め前方に光が落ちるんです。メリットは、影ができにくいこと。自分の頭が影になることも、手元の指やペンが影になることもありません。

 

さらに、光源に太陽光LEDを採用している点。一般的なライトのLEDが、青色LEDを採用しているのに対して、少し太陽光に近い光を出すLEDです。青色LEDライトは、光源が青色です。そのため、光がどうしても青味の強い光になります。すると当然ですが、ブルーライトのキツい光を見ることになります。一方のBALMUDAが言うところの太陽光LEDは、青よりも少し紫寄りの光を光源としています。そのため、青色の波長のピークが、従来の青色LEDの半分だと言います。自然とブルーライトの問題も激減します。だから、目に優しい光、子どもの目を守れる光だと言っているのです。

 

太陽光LED=紫色LEDは、目に優しいだけではなく、モノの色を正確に再現できます。これは、太陽光の下で見た時のモノの色を基準とした言い方です。陽の光で見たモノの色に近い、色の見え方だということです。

 

デザインに関しては、BALMUDAらしい極めてシンプルなものです。また、色使いも白と黒の無地。子どもであれば、なんとなく寂しさを感じるデザインかもしれません。でも、BALMUDAは黒板やノートのようなまっさらな状態を用意しました。あとは使う子どもたちが、自由に、自分が好きなシールや落書きをしていって欲しいということです。子どもたちが、自分の好きなシールを貼り、気が向くままに落書きしていくことで、The Lightのデザインは完成するのです。

 

価格が37,000円と、デスクライトとしては高価に感じるかもしれません。でも、子どもたちが毎日使うことになるかもしれないデスクライトです。この価格で、子どもたちの目が守れて、本物の色が夜でも見られて、クリエイティビティも刺激できるとすれば、むしろ安いくらいではないでしょうか?